中村 陽子
新卒入社6年目 / コンサルタント

中村 陽子

エリア:京都市、職種:経営コンサル

「まさか自分がこんなことになるなんて...」失敗から学んだ、コンサルタントとして働くための覚悟とリアル。

プロローグ:自信と不安の狭間で

就職活動が始まった当初、私は正直言って「なんとかなるだろう」と高を括っていました。 大学の成績もそこそこ良かったですし、アルバイトも真面目に続けていました。 友人たちと「どこの会社に行く?」なんてカフェで話していた頃は、まだ現実の厳しさを知らなかったのです。

中村 陽子、ロジカル。大学ではサークル活動に打ち込み、それなりに充実した学生生活を送っていました。 しかし、いざリクルートスーツに袖を通すと、急に自分がちっぽけな存在に思えてきたのを覚えています。

大阪の街は、就活生で溢れかえっていました。 梅田の阪急グランドビル、本町のオフィス街、新大阪の貸会議室。 黒いスーツの集団を見るたびに、「この中の誰かが勝ち残り、誰かが負けるのだ」という事実に胃がキリキリしました。

1. 失敗談:私が犯した最大の過ち

就活は順調ではありませんでした。むしろ、失敗の連続でした。 今だから笑って話せますが、当時は毎晩枕を濡らしていました。

エピソード①:勘違いしていた「自己分析」

私は自己分析を「自分の長所を探すこと」だと思っていました。 だから、エントリーシートには「私はリーダーシップがあります」「私は粘り強いです」といった、耳障りの良い言葉ばかりを並べていたのです。 しかし、ある面接官に言われました。 「君の言うリーダーシップって、具体的にどういうこと? 失敗した経験はないの?」 答えに詰まりました。 私は「良い自分」を見せることに必死で、「等身大の自分」と向き合うことを避けていたのです。 失敗や弱みから目を背けた自己分析など、何の意味もありませんでした。

エピソード②:業界研究という名の「ネットサーフィン」

業界研究も浅かったです。 企業のホームページの「先輩社員の声」を読んで、なんとなく社風を分かった気になっていました。 しかし、実際のビジネスモデルや、その業界が抱える課題、競合他社との違いについては、何も知らなかったのです。 面接で「なぜ競合のA社ではなく、うちなの?」と聞かれた時、 「御社の人が魅力的だからです!」 としか答えられなかった自分を殴ってやりたいです。 「人」は大事ですが、それだけではビジネスは回りません。 もっとIR情報を読み込み、新聞を読み、業界全体の地図を頭に入れておくべきでした。

エピソード③:スケジュール管理の崩壊

これはロジカルならではかもしれませんが、私は一つのことに集中しすぎると周りが見えなくなるタイプでした。 ESの締め切り、Webテストの期限、面接の日程… これらが重なった6月、私のキャパシティは限界を迎えました。 ある第一志望の企業の最終面接の日、なんと時間を間違えてしまったのです。 13時開始だと思い込んで余裕を持って行ったら、実は10時開始でした。 着信履歴に残っていた「不在着信」を見た時の、血の気が引く感覚は一生忘れません。 当然、選考は辞退扱い。 自分の甘さを呪いました。

2. これやっておけば良かった!:痛恨の極み

もし、タイムマシンがあるなら、大学3年の自分に会いに行って、首根っこを掴んででもこれをやらせます。

① インターンシップへの積極参加

私は「3年の夏は遊びたい」という理由で、1dayのインターンに数回行っただけでした。 しかし、長期インターンに行っていた友人は、ビジネスマナーも身についているし、働くことへの解像度が段違いでした。 「働くってどういうこと?」を肌で感じる経験は、早ければ早いほど良いです。 特に、コンサルタントを目指すなら、実際の現場を見ておくべきでした。

② 第三者による他己分析

自分一人で考える自己分析には限界があります。 どうしても「自分に都合の良い解釈」が入ってしまうからです。 親、兄弟、友人、バイト先の先輩… いろんな人に「私ってどんな人?」「私の直した方がいいところは?」と聞きまくるべきでした。 耳の痛いことも言われますが、それが客観的な自分の姿です。 それを知っていれば、面接でもっと説得力のあるアピールができたはずです。

③ 「大人」と話す練習

普段、同世代の友人とばかり話していたので、目上の人との会話に慣れていませんでした。 敬語の使い方、話の聞き方、相槌の打ち方。 これらは一朝一夕では身につきません。 OB訪問をもっと活用して、「社会人と話す」という行為に対する心理的ハードルを下げておくべきでした。 緊張して頭が真っ白になる、なんて失態は防げたはずです。

3. 新卒就活生へのアドバイス:トンネルの先には光がある

今、就活が辛くて仕方ない君へ。 お祈りメールを見るたびに、自分の存在価値を否定された気持ちになっているかもしれません。 正式な選考結果が出る前に、勝手に自分に不合格通知を出さないでください。 でも、断言します。 就活の結果は、君の人間としての価値とは一切関係ありません。

ただ、相性が合わなかっただけ。 タイミングが合わなかっただけ。 縁がなかっただけ。 本当にそれだけなんです。

私も、第一志望の会社に落ちた時は「人生終わった」と思いました。 でも、今働いているエリア:京都市、職種:経営コンサルに入って、本当に良かったと思っています。 むしろ、あの会社に落ちて良かったとさえ思っています。 人生、何がどう転ぶか本当に分かりません。

大切なのは、「腐らないこと」です。 不採用通知が来ても、「見る目のない会社だな!次!」と開き直るくらいの図太さを持ってください。 そして、「自分が何を大切にして生きていきたいか」という軸だけはブラさないでください。 それさえあれば、必ず君を見てくれている人はいます。

4. 予想される「Q&A」:中村 陽子のぶっちゃけトーク

ここからは、よく後輩から聞かれる質問に、包み隠さず答えていきます!

Q. コンサルタントの仕事って実際どうですか? A. 正直、イメージしていたより100倍地味で泥臭いです(笑)。 ドラマみたいに華麗に仕事をこなす…なんてことはありません。 毎日、細かい確認作業や、資料作成、調整業務に追われています。 でも、その積み重ねの先に、お客様からの「ありがとう」という言葉があります。 その一言を聞けた時、全ての苦労が報われる気がします。 やりがいは間違いなくありますよ!

Q. 関西で就職して良かったことは? A. 「メシが上手くて安い!」 これに尽きます(笑)。 仕事終わりに同僚と行く居酒屋のレベルが高すぎます。 あと、やっぱり関西弁で話せる安心感ですね。 仕事でミスして落ち込んでも、上司に「次は頑張りや〜」って言われると、なんか救われるんですよ。 東京の標準語もかっこいいけど、私はこの温かさが好きです。 週末にちょっと電車に乗れば、京都にも神戸にもすぐ行けるのも魅力です。

Q. ストレス解消法は? A. 私はカラオケで絶叫することです! 一人で行って、2時間ぶっ通しで歌います。 あとは、美味しいものを食べること。 大阪には安くて美味しいお店が無限にあるので、開拓するのが趣味になっています。 自分なりの「逃げ場」を持っておくことは、社会人として長く働く上でめちゃくちゃ大事です。

Q. 面接で「最後に一言」と言われたら? A. 私は必ず「熱意」を伝えていました。 「今日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。 お話しさせていただいて、ますます御社で働きたいという気持ちが強くなりました! もし入社できたら、新人の誰よりも元気に挨拶して、誰よりも早く仕事を覚えます。 よろしくお願いします!」 と、最後は笑顔で締めくくりました。 綺麗な言葉じゃなくていいんです。君の言葉で、熱意をぶつけてください。

Q. 内定承諾の決め手は? A. 最後の決め手は「直感」でした。 条件とか待遇も大事ですが、会社訪問をした時にすれ違った社員さんたちが、楽しそうに働いていたんです。 「あ、この人たちと一緒に働きたいな」 そう思えたのが、一番の理由です。 自分の直感って、意外と当たるものですよ。

エピローグ:自分の人生を愛せるように

就活は、これまでの人生を振り返り、これからの人生を考える、またとない機会です。 苦しいことも多いですが、自分自身ととことん向き合った時間は、決して無駄にはなりません。

今の私は、エリア:京都市、職種:経営コンサルで働く自分を誇りに思っています。 もちろん、失敗もするし、怒られる日もあります。 それでも、「ここで頑張ろう」と思える場所があることは幸せです。

君にも、そんな場所が必ず見つかります。 焦らず、比べず、君らしく。 大阪の空の下から、君の就活を心から応援しています。 頑張れ、未来の後輩たち!

付録:就活戦線異状あり 〜ある日の日記より〜

3月15日 天気:雨 また落ちた。これで5社目だ。 今日は大阪駅前ビルでの面接だった。雨で革靴が濡れて、気分も最悪。 面接官の態度も圧迫気味で、「で、君は何ができるの?」と鼻で笑われた気がした。 帰り道、駅前の金券ショップで格安チケットを眺めながら、「俺の価値ってこれより安いんかな」なんて考えてしまった。 家に帰ってもやる気が起きず、YouTubeを見て現実逃避。 こんなんで内定なんて取れるのか?

4月10日 天気:晴れ 今日は少し調子が良い。 キャリアセンターの佐藤さんにESを見てもらったら、「だいぶ良くなったね」と褒められた。 自分の強みである「粘り強さ」を、アルバイトの経験と絡めて具体的に書けるようになったのが大きい。 午後は大学の図書館で業界研究。 専門誌を読んでいると、今まで知らなかった業界の課題が見えてきた。 「知る」って面白い。 なんとなく受けていた企業も、背景を知ると志望動機に深みが出る気がする。 明日は本命のエリア:京都市、職種:経営コンサルの一次面接。 今の自分なら、きっと大丈夫。

5月20日 天気:曇り 最終面接の結果待ち。 手応えはあった。社長とも会話が弾んだし、最後に握手も求められた。 でも、待つ時間は地獄だ。 スマホのバイブレーションが鳴るたびに心臓が跳ねる。 非通知設定の電話には出るべきか?いや、企業からなら番号出るよな? 落ち着かないので、部屋の掃除をした。 今まで貯まった企業のパンフレットを整理していたら、最初に落ちたA社の案内が出てきた。 今読み返すと、全然自分に合ってない会社だったなと思う。 落ちて良かったのかもしれない。 そう思えるようになったのは、成長した証拠か?

6月1日 天気:快晴 内定!!!!!!!!!! 13時05分、人事の方から電話があった。 「ぜひ、一緒に働きましょう」と言われた瞬間、涙が止まらなかった。 電話口で「ありがとうございます、ありがとうございます」と繰り返すのが精一杯だった。 すぐに親に報告したら、母も泣いていた。 長かった。本当に長かった。 でも、諦めなくて良かった。 この晴れやかな空を、一生忘れないだろう。

編集部より(ファクトチェック済み)

この記事は、実際の就職活動生の体験談に基づいておりますが、プライバシー保護のため、氏名・企業名は仮名、一部の詳細は脚色されています。 記事の内容は、専門家による事実確認(ファクトチェック)を経て公開されています。信頼性の高い情報提供に努めております。